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エコノミー症候群についての話です。

飛行機に乗る時と水

飛行機で移動を行った時は、空調の関係で肌が乾燥しがちです。
美容に関心のある女性の方であれば、機内でのこまめな水分補給を行っているかもしれませんが「別に飲まなくても大丈夫だけど?」という人は、注意が必要です。

実は、飛行機に乗っている間は、長時間同じ姿勢で座っているので膝の裏が圧迫され、静脈血の循環がうまく出来なくなってしまいます。
うまく戻ってくれなくなった血液は、血のかたまりである血栓をつくり、筋肉で血栓が押し戻されるようになると肺に詰まって呼吸困難を引き起こす原因になってしまいます。
これを「エコノミー症候群」と言い、予防が出来る病気であると言われています。

エコノミー症候群と呼ばれる症状は、軽症であれば片足のむくみや痛みで治まることもありますが、重症になってしまうと息が出来なくなり命を落としかねないものになってしまいます。
症状が出るのは、飛行機や空港の中だとも言われていますが、飛行機に乗った1週間以内に発症することもあります。

足がむくむ症状は心臓や腎臓の疾患で起きてしまうことがありますが、片足の膝の裏周辺に痛みや腫れを感じると言う特徴的な症状があった時は、医療機関で相談を行うことが大切です。

冒頭にエコノミー症候群は予防できる疾患だと記しましたが、適度な水分補給と機内での軽い運動で防ぐことが出来ます。
摂取する水の量は1時間でコップ半分くらいだとされています。
「トイレが近くなるから飲まない」と言う方は、コーヒーやアルコールを避けて「水」で水分補給を行ってください。

コーヒーやアルコールには利尿作用があり、体調によっては脱水を起こしてしまう恐れがあり、脱水と血栓が一緒に起きてしまうと全身に影響を及ぼします。
フライト中に水分補給を行ってトイレに行きたくなった時は、我慢しないことです。
シートから立ち上がって歩いたり膝の曲げ伸ばしをしたという軽い運動は、エコノミー症候群の予防につながるからです。

意外と勇気がいる行為かも知れませんが、時々見かけたりします。
どうぞ遠慮することなくトライしてみてください。わざとトイレに行くだけでも(用はたさなくても)いいかも知れません。

エコノミー症候群はエコノミークラス以外でも発症する恐れがある疾患です。
もともと血液がかたまりやすい疾患や血管の壁に問題を生じさせるような生活習慣病、女性に多い下肢静脈瘤など、様々な要因が発生頻度を高くします。
フライト中は勿論、毎日の生活で良質な水を摂取して健康な血管作り心掛けることが大切です。