次亜塩素酸ナトリウムとは?普通の人は聞いたことがないと思います。でも・・・

プールにカルキと呼ばれる殺菌・消毒剤を投げ入れたことはありませんか?

プールイメージ画像

カルキ・・・独特の臭いがします。昔は水道水もカルキ臭が強くて(都市・町によっては)飲めない時代もありました。殺菌・消毒のための薬剤です。化学的に正確に言うと、カルキ=次亜塩素酸カルシウムというものです。同じようなものとして今使われているのが、次亜塩素酸ナトリウムという薬剤です。もっと簡単に言うと漂白剤とも呼ばれています。もしお手元に塩素系の漂白剤がありましたら確認してみてください。

この単語を見つけることができると思います。

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次亜塩素酸ナトリウム(食品添加物)とカット野菜の関係

最近、スーパーやコンビニなどでもよく見かけるようになりました。カット野菜というものがあります。一人住まいの若者や高齢者など、小分けされているので便利です。

スーパーなどで野菜を購入するとどうしても余ってしまう、というのが現実的な姿です。そんな消費者のニーズを満たしてくれる商品です。最近では高齢世帯なども一人住まいの方が増えていますのでありがたいとは思います。

利便性・効率性などの追求から誕生した商品です。あなたは、そのカット野菜を食べたり、スーパーなどでその袋・容器を手にしたりしたことがありますか?

ほんと、いつでも「みずみずしい」感じです。いかにも今さっき「切りたて」みたいな感じで並べられています。

カット野菜イメージ画像

でも、普通は野菜などをカットすると、1、2時間もするとすぐに切り口が変色したりしてきます。
それなのに売られているカット野菜はいつでも「みずみずしい」ままです。(もちろんお店の担当者が、いたみの激しい商品をすぐに撤去するからかも知れませんが)

これには秘密があります。
カットした野菜を新鮮にみせているのは、漂白剤のおかげです。正式には、次亜塩素酸ナトリウムというものです。

もっときわどい言い方をすると、キッチンでの掃除・漂白などに漂白剤をつかったりしますね。あれの「薄いヤツ」だと考えればよいかも知れません。

えーっ!? という世界です。

スーパーなどでは夕方とか閉店間際になると(廃棄食材としてのロスを避けるために)、タイムサービスや2割引シール、4割引シールなどを次々と貼って商品購入を刺激したりします。

当然、お店側としては「見た目」の影響で購買してもらえない、ロスが発生する、というようなことは絶対に避けなければならないのです。
そこで使われるのが次亜塩素酸ナトリウムという食品添加物、漂白剤です。

薄いから大丈夫?
その判断は自分でしてみてください。

次亜塩素酸ナトリウムのオンパレード?

私たちが口にする食材は、すべてが、店頭のすぐ裏にあるような調理場でつくられているわけではありません。
どこか遠い?セントラルキッチン・加工場でつくられて何時間かの時間をかけてトラックなどでやってくるものもたくさんあります。

流通の世界は、外注化されている、分業化されている、というのが当たり前の世界です。
ある産地の有名な野菜、そこの近くの食品工場でカットされて・・・
別の産地のある野菜、またまたそこの近くの食品工場でカットされて・・・
その2つの野菜を仕入れて、自分のところの肉製品に加えて(付加価値つけて)、それを商品として都市部のスーパーなどに出荷、というようなケースはたくさん見られます。

ということは、やってくる(流通する)モノには(加工の過程などで)、食品添加物が「振り掛け」のように掛けられている可能性があるということですね。

あるところで次亜塩素酸ナトリウム、さらに次のところで次亜塩素酸ナトリウム、さらに次の加工場でも次亜塩素酸ナトリウム・・・
なんかどんどん食品添加物が濃くなりそうです。私だけの気のせいでしょうか。

もちろんすべてがそうというわけでもないでしょうが、私たちには知るすべもない、というのが現実世界です。

毎日は無理としても、時々は身体を休める・いたわる意味でも食品添加物を避ける行為をとることが大切かも知れません。

まとめ

海外に食べものを輸出したり、または、そんなことを身近で見た経験はないかと思います。日本の食べものは日本のルールで流通していますが、海外にいく日本の食べものは海外のルールでの表示になります。海外の方が、えてして賞味期限・消費期限は長いのです。なおかつ、海外の場合などは(もちろんお国柄にもよりますが)、一部が腐れていてもそれが当たり前だという考え方があるようです。

食べものだから腐れるのは当たり前、という発想です。でも日本は違います。きれいで、美味しいものが当たり前で、腐れているようなものは問題外です。

日本人はキレイ好きなのです。だからこそかも知れませんが、流通している商品はキレイでないといけないのです。ましてやバイ菌・細菌が付着していたではすまないのです。下手すると苦情から訴訟になったりします。損害賠償請求になったりするのです。

だからこそ、食品添加物の力を借りてキレイにしてあるのでしょうね。

いくら薄いとかいっても化学薬品です。人によっては蓄積された化学物質がどの時点で引き金を引くことになるか、なんてことは絶対にわかりません。神のみぞ知る世界です。

アトピー・アレルギーなど体質改善したい人は食品添加物について再考してみてもいいかも知れませんね。

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