食品添加物と行政との関わりについて

少しかたい話になるかも知れませんが、時には行政について思考を向けてみてもいいかなと思っております。

行政がすべての面倒をみてくれるわけではありません。どこかでは、やはり自己責任です。そのためにもきっちりとした知識をいちどは頭に入れておかれることも大切かなと思います。

スポンサードリンク

食品添加物とは・・・

厚生労働省のHPからの引用です。いちど時間のある時に目をとおしていただければと思います。

概要
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。

【出典:厚生労働省ホームページ】
【 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/ 】

同ホームページによりますと、食品衛生法第10条に基づいて厚生労働大臣の指定を受けた添加物(指定添加物)だけを使用することができますよ、とあります。
ただ、この指定された添加物というのが問題なのだと思います。

これは世界共通の話ではありません。いわゆるルールが国によって違うのです。

(自分なりの感覚ですが)いちばん厳しいのは西欧だと思います。日本はアメリカよりも緩い感じです。
人間や動物の身体・生命に、どうも疑問がとか、怪しいというようなものが外国では規制されていても、日本では(その因果関係が不明だという発想からでしょうか)規制されずにいろんなメーカーが使用している、というような現状なのです。

つい最近も、加工されたソーセージが発ガン性の点で問題あり、という勧告がWHOから出ていました。
要は、食べたらガンになるリスクが増えますよ、ということです。でも、日本では(それほど)大ごとになっていません。

国民性なのでしょうか、それともそういったように「訓練」(しつけ)されてきた結果の状況なのでしょうか。

個人的にはもっと敏感になっても良いのでは・・・との思いがありますが。
日本の場合は国・マスコミなどのお得意さま・大手スポンサーは大企業であることは間違いありませんから(税金・献金・CM料など)、大々的には指摘できないのでしょうね。

だからこそ、自分なりの軸・判断の基準を太くして生活習慣に活かしていきたいものです。

食品添加物の摂取量調査

厚生労働省のホームページには、毎年毎年、食品添加物の摂取量を調査したものが掲載されています。
PDFファイルで用意されていますので、自由にダウンロードすることができます。

私たちが毎日毎日一生涯摂取し続けても、健康への悪影響がないと推定される摂取量にあるかどうか、という確認ができるようになっています。
興味がある方は一度チェックしてみることもいいかも知れません。

興味を持つこと、感度をあげること、は非常に大切なことです。

食品の表示について

食品の表示については、消費者庁の管轄になります。もちろん食品添加物についての表示もそうです。

食品表示とその不思議に点については別に取り上げたいと思います。どうぞ サイトマップ から参照ください。

まとめ

行政のことを悪く言うつもりはありません。ただ、いろんな面においてやるべきことがたくさんある組織でしょうから、どうしても私たちの身の回りでの事故・事例などへの対応というのは事後になることが多々あるかと思います。
ということは、事前にリスクを予測してある程度の対策を立てておく、という世界ではありません。何かコトが起こってから対処するというのが基本になります。

やはり私たちは自己責任という認識で、それなりに情報を収集して自分はどう判断する、どう行動するといったことを常々意識しておくことが大切だと思われます。

スポンサードリンク

ページの先頭へ