水で血圧が下がるの?下がりません!?

水で血圧が下がる?
実はこのノウハウというか都市伝説的なものが存在します。もちろんドクターなどは否定されると思いますし、薬ではありませんから何の根拠もないものだとは思います。

でも血圧そのものには精神的な部分もかなり影響するのも事実です。血圧を自宅で測る場合と病院と測る場合では、病院の方が高いという話もあります。白衣高血圧というのもあるそうです。看護師さんに測ってもらうだけで、緊張したり動悸などが激しくなったりすることからの症状だと考えられますね。

まあ、冷静に学生時代の経験などを考えてみたら・・・好きな人や憧れの人の前では緊張したり胸がドキドキしたりした経験がある人もいらっしゃるかと思います。それといっしょですね。

血圧測定イメージ画像

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水で高血圧が下がる?本当なの?

環境の変化やストレスから(ある日突然のように)血圧が上がることがあります。仕事であったり、職場の変化であったり・・・
もちろん喫煙などもあります。喫煙すると血管がギューッと縮むそうですね。それで煙草を吸うと一服感というか、ほんのり・ほんわか感みたいな感覚になるのだと思います。

人のうわさから「水を飲んだら血圧が下がる」と聞いてそれを素直に実行した人がいらっしゃいます。
毎日毎日、約2リットルの水を飲んだそうです。

学術的な因果関係など勉強不足ですが、少なくても人は毎日毎日2~2.5リットルくらいの水分を身体から外に出しているといわれているので、約2リットル水分補給は理にかなっているのかも知れません。

でも血圧が下がる・下がらないは水とは別問題だと思います。薬のように水の成分で効果・効能があるのは考えにくいのです。
ただ、血液ドロドロの状態とサラサラの状態とでは・・・当然、サラサラの方が血管に与えるダメージや圧力は少ないはずですね。もし、血液のドロドロの加減で血圧に差が出てしまう体質の人だったら、水を飲むことでの血圧降下につながる可能性はゼロではないと思われます。

まあ、血圧に顕著な影響がある・ないは別にして、水分を適切に補給することは身体・生命の維持にとっては必要不可欠なのは間違いありません。

そもそも高血圧になるとどんな影響が出てくるのか、抑えておくことも大切です。

高血圧になると・・・どんな影響が出て、どんな病気につながるのか

単純に高血圧になると・・・どんな病気などを誘発するものでしょうか。

高血圧・・・心臓の負担が大きくなる、ということは、心肥大・心不全といったことにつながる可能性もでてきます。当然、血管の中を流れる血液の勢いが違ってくることになります。(夏の庭なんかで、ホースでの水まきを思い出してください。ホースを強く握ると水の勢いが強くなります)

となれば、血管の壁に当たる血液のパワーが増すことになりますから、当然、血管にダメージをより強く与えることにもなります。
やがて血管にダメージを与え続けていくうちに老化現象などで血管壁そのものの弾力性がなくなってきます。

次に予想されるのは、血管が傷つく動脈硬化というもことですね。どんどん、どんどん負の連鎖が続いて不健康になってしまいます。

やがて血管壁がもろくなったところから(高血圧の威力・パワーで)破れてしまうと・・・その周囲の臓器はやられてしまいます。

それが、ドロドロになった血液だとさらに大変です。血管の中で固まるような状態にもなってしまいます。ますます血液が流れにくくなって上で記述したように破裂、です。または、ある部分で血液の流れがストップです。
それが心臓や腎臓、脳でトラブル発生となったら本当に大変です。それこそ命にかかわることにもなりかねません。

血液がドロドロになるよりも、サラサラの血液であったほうがいいのは当たり前ですね。
水分補給をすることで代謝もよくなります。その分、自律神経の安定につながりストレス軽減や血圧上昇の点からはプラスの効果も十分に期待できると思われます。

こまめな水分補給といわれるのはそこですね。体質を変える、予防・未病という発想からも本当に大切だということです。

若い人でも高血圧になるのか?

高血圧なんて病気は、昔はそれこれ中高年の病気でした。それが今や若い人、下手すると若年層にもみられる時代になってしまいました。時々、小学生で高血圧だとかいう事例をテレビなどでみたりします。
(生活習慣病といわれるものが若年層にも浸透したということですね)

たぶんに、生活習慣、特に食生活からの影響が大きいのではないでしょうか。
ストレスはもちろんですが、塩分の多い食事(スナック類などの間食)、運動不足などが複雑に絡みあってみごとに誕生したのが高血圧だと思われます。

若いうちから高血圧だとほんと大変です。
ずっと血圧の薬を飲み続けるとしたら、一生涯続くわけですから、まさに薬漬けの人生となってしまいます。

こんなことを言うと・・・ドクターにお叱りを受けそうですが・・・
血圧の薬を飲むとやはり肝臓や腎臓などにダメージがいきます。ただ、血管が破れてしまって命にかかわるようなことだけは避けるのが高血圧の薬ですから、やむにやまれぬという関係になってしまうのです。

お医者さんでもない素人がこんなことを言える資格はないのですが、可能な限りは薬を避けることができたらそれに越したことはありません。

まとめ

昔の成人病、今でいう生活習慣病を水(ミネラルウォーター)で予防することや治すことができるとしたら、こんなありがたいことはありませんね。

何といっても飲むだけですから。

ただ、水が血圧を下げてくれるなんていう明確な根拠はありません。気休めかも、プラシボー効果かも知れません。
それでも水を適切に飲むという習慣、水分補給をこまめにするという生活習慣は決して健康のためにマイナスではありません。

根拠のある・ないにかかわらず、よい生活習慣として意識して実践することがいちばんだと思われます。何も水分補給は汗をたくさんかく夏場だけの、激しく動いたりする若い人だけの話ではありません。
身体の水分が若い頃より少なくなってきている中高年、高齢者の方こそ意識して水を飲むことが大切だといえると思います。

※プラシボー効果・・・たとえば小麦粉を水で固めたような錠剤でも、「非常に効く最新薬ですよ」なんて言って投与すると思わぬ効き目があったりすることを偽薬(ぎやく)効果(=効き目のないニセの薬)、プラシボー効果といいます。まさに病は気から、の世界です。

※プラシボーとは、元々は患者さんを安心させるという意味からきているそうですね。

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