軟水と硬水と日本の地形

水の硬度と日本列島の地形との関係についての考察ページです。

軟水と硬水

水の硬度についての公式がありました。
いわゆるカルシウムとマグネシウムの量から算出されるものでした。

また、日本と外国とを比べたら川の長さ(海までの到達距離)が全然違う、日本は急勾配で距離が短い、ということが特徴でした。

それでミネラル分が少ない水(硬度が低い=軟水)ということになりました。
逆に外国の川は河口までが長いので、それだけゆっくりとミネラル分がたくさん溶け込んでいく、ということで硬度の高い水になる、ということが言えました。

今回は、日本列島の地形と天候(雨)について少しだけ考察してみることにしたいと思います。

日本列島の地形

日本の地形の特徴を整理してみると
・河口までの距離が短い・・・いちばん長い信濃川でも200キロ程度。外国は1200キロとか1400キロといった河川もある。
・急勾配・・・標高が高いところにある水源は1000メートル級もある。木曽川・富士川で約800メートル級。信濃川・吉野川で約400メートル級。

もう一つの観点、日本の天候についての特徴です。
・雨が多い・・・だとしたら水事情についてプラスということになります。
・(ただし)季節変動が多い・・・梅雨や大雨の時と、そうでない時の差が激しい。

この2つの観点からの特徴から言えることは、日本は雨が降っても短時間で海まで流れ出て行ってしまう、ということです。

また、季節変動が大きい、ということはそれだけ無駄がある、ということでもあります。
梅雨と台風の時期には集中しすぎてダムの放流などをしながら調整(水を捨てている?)しているのが実情ですね。
その他の季節との差が激しいのですね。

つまり利用するには、(ゆったりと流れる外国に比べて)利用しにくい、ということになります。
ということであれば自分たちは貴重な水資源を大切にするという発想も(今まで以上に)必要になってくるのかも知れません。

もう一つ、面白い観点からの日本の川についての話です。

昔、日本を訪れた外国人が、洪水状態の日本の川をみて・・・「これは滝だ」と驚いたという話があるそうです。
また、瀬戸内海をみて「日本にも大きな川があるじゃないか」とコメントしたという話も残っているみたいです。

瀬戸内海を大きな川だとコメントしたのは中国人らしいですが。さもありなん、ですね。

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