ミネラルウォーターと水道水についての考察、日本の水は世界一安全？とはどういうこと？
日本の水（水道水）は世界一安全だと言われています。いったいどういうことなのでしょうか？
私（サイト運営者）は、九州の田舎育ちです。青春時代は山からの湧水などを飲んでいました。それはそれは美味しいのです。
やがて県庁所在地に転校することになったのですが、そこでの水がカルキ臭が強くて飲めなかった記憶があります。どうやら安全な水というのは、それと関係しているような気が・・・
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ミネラルウォーターと水道水は、何が違うのか？
ミネラルウォーターについての定義・分類 については別ページでご案内したとおりです。（リンクからお確かめください）
ここでは水道水についてみていきたいと思います。ミネラルウォーターを意識しながらの、水道水についての考察です。
水道水が世界一安全なのは？、超強力な殺菌剤・消毒剤のおかげ？
実は日本の水道水は世界一安全だといわれています。飲むまでの話です。目の前に（たとえば）コップに入れた水道水を指しての話です。皮肉なことに、細菌などが限りなくゼロに近いからです。
どうしてそういうことが言えるのでしょうか。
それは・・・戦後のいろんな施策の中で水道水については「塩素による消毒」を徹底的にやる仕組みになったからです。みなさんもご存じだと思いますが、プールの水には塩素が入っています。消毒してあるのです。
自分も先生のお手伝いをして「カルキ」をプールに投げ入れた経験もあります。プールの水を飲むと（自らすすんで飲む人はいませんね。間違って飲んでしまったり、口に入れてしまうと）変な味がするのを感じたはずです。消毒剤という薬の味です。
プールにカルキ（これは塩素系の殺菌消毒剤で次亜塩素酸カルシウムと呼ばれるもの）を入れて殺菌消毒していたのです。
そして、この次亜塩素酸カルシウムと同じ種類の殺菌消毒剤の次亜塩素酸ナトリウムという薬品が水道水には入っているのです。
日本の水道水は、プールの水を殺菌消毒するのと同じように薬品で殺菌消毒するようになっています。全国すべての自治体でそのような決まり・仕組みになっているのです。
もちろん真偽のほどは分かりませんが、戦勝国である連合国側（アメリカ）がそのような仕組みにしたとも言われています。
（裏の話ですが進駐軍＝いわゆる敗戦の日本国を占領にやってきたアメリカの兵隊さんたちは、日本の水が「塩素が入っていて危険だ」と言って飲まなかったという話もあります）
つまりその危険性を知っていた、ということですね。自分たちは知っていた、それで飲まない、でも敗戦国の日本の国にはそういった水道事業をしなさい、と勧めた・指導したということが言われているわけです。
水道水の発ガン性、トリハロメタンの影響は？
最近では塩素による発ガン性についても言及されてきています。塩素系の薬品から生じるトリハロメタンという物質が発ガン性があるという指摘です。真偽のほどは別にしても何十年も薬品（化学物質）を体内に入れ続けたら・・・癌（ガン）になるかも、というのはわかるような気がします。
日本の水道水についての薬品投下は、世界の中でも比類なき厳しい水道水の決まりです。ある意味ミネラルウォーターよりも厳しいかも知れません。だからこそ、安全なのです。大腸菌などの細菌が限りなくゼロに近づくわけですから。
安全な水、だけど・・・（私たちの身体にとって）安心、ではない！ということです。
ほんとは（経験上）、少しくらい細菌が入っているくらいの水の方がずっと美味しいのに、と自分は感じていました。
実際、自分は小さい頃に田舎（地下水が豊富な山の中の町）育ちでしたので、美味しいと感じる山から湧水を普通に飲んでいました。
その後、都会の街に引っ越した時に水道の蛇口から出てくる水を飲むことができませんでした。カルキ臭くて、消毒剤臭いのです。
お湯に沸かしてお茶にすると何とか飲めるかなという体験を強烈に覚えています。それが・・・
今では、水道水でも普通に飲めなくもなく、なってしまいましたね。残念です。（苦笑）
まとめ・・・日本の水は安全、でも安心ではない？！
日本の水道水は、塩素による殺菌消毒がかなり強いため、バイ菌・細菌がいないようになっていることを理解しました。
逆に、身体にとっては「その薬＝消毒剤＝塩素」が危ない水になっているのです。
世界一安全な水だけど・・・身体には危険な水。皮肉なものです。
本来なら水というものは、外国のように、地下水・湧水だけを飲むというのが理想です。その水源を守るために周囲の自然環境まで含めて徹底的に保護する、という行政であって欲しいものです。
日本は開発優先です。そして大切な水が汚染されたら、消毒、です。
世界がうらやむくらいに水の豊富な国なのに、ですね。
でも日本に生まれたことに感謝・感謝！です。
【追伸】
いつの日か実験してみたいと思います。（実際に私が試薬で塩素の残留について検査を試してみることにします）
いつの日か、お時間があったらぜひ見てください。
【更新情報】
ついに実験しました。こちらです。
