水道水に含まれる残留塩素についての実験結果!衝撃の結果からわかることは?

水道水には塩素系の殺菌消毒剤が入っているという話は一度いたしました。⇒ ミネラルウォーターと水道水についての考察

今回はそれを実験してみましたのでそれについてご案内したいと思います。

ミネラルウォーターと水道水の実験イメージ画像

同じ町内の北の地区(古い賃貸アパートでの実験)

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水道水の中の残留塩素を調べる実験

上記の画像と次の画像をご覧ください。試薬を使って水道水とミネラルウォーターを検査したものです。塩素が残っていると黄色に変色・着色するという試薬です。
残留塩素の濃度が高いほど黄色が強いということになります。

水道水残留塩素検出実験イメージ画像

同じ町内の南の地区(新築一軒家での実験)

浄水器を利用した場合、水道水を煮沸した場合など5つの実験をいたしました。

残留塩素の実験【1】普通の水道水(場所を変えて2ヶ所)で残留塩素が検出されるかどうか?

同じ町内で立地場所の異なる2ヶ所の家から検出されるかどうか・・・結果は・・・?

人口1万5千人規模の小さな町で、北と南の違うエリアで検出されるものかどうか、の実験です。北は賃貸アパートでの検査、南は新築の一軒家での検査です。
みごとに両方とも検出されました。とりわけ新築の一軒家の方が黄色が濃い(残留塩素濃度が高い)ものでした。予想通りの結果となったものです。

同じ町内ですから水源地はいっしょです。ただ、賃貸アパートの方か古い建物でしたから水道管や施設内のパイプなどにサビ等の発生が十分に疑われたのでひょっとしたらそれなりの薬剤がタンクなどに入っているかな、と考えていたのですが、そこまではありませんでした。

逆に、新築一軒家の方が濃い黄色になったのは意外でした。まあ、地区ごとに水道管の汚れ具合や投下される薬剤の量などが違っているならば、同じ町内でも違った結果になったり、水源地での薬剤処理をした日時が違ったり、水源地からそれぞれの地区までの距離も違ったりすることから異なった数値というか違ってくるのは当然かなとも思ったりもしています。

ただ、いずれにしてもバッチリ?と残留塩素は検出された、ということで間違いはありません。

となれば・・・自分で対策をするしかない、ということになります。まあ当然といえば当然でしょうけど。行政の殺菌処理の仕方についてはマニュアルがあって日本全国ほぼそのマニュアルどおりの処理をされているはずでしょうから。

残留塩素の実験【2】浄水器利用で塩素が除去されるかどうか?

浄水器を利用した場合にどうなるか、というものです。結果は・・・?

この結果は当ページ2枚目の写真がすべてを物語っています。台所の水道の蛇口に取り付けてある浄水器です。いわゆるワンタッチで切り替える方式の浄水器ですが、みごとに浄水器を使用した後の水道水からは残留塩素は検出されませんでした。

もちろんこの結果から日本国内で販売されているすべての浄水器がOKだ、という話ではありません。そこだけは十分にご理解ください。
ただ、自宅なりに浄水器をと考える時には、(本サイトでは)浄水器の良さ・プラス面をお薦めさせていただきます。それなりの効果は期待できるものと思われます。
もちろん各社いろんな浄水器を比較・検討されることも合わせてお薦めさせていただきます。

残留塩素の実験【3】煮沸した場合に塩素が飛ぶかどうか?

煮沸すると水道水の中の塩素分が飛ぶという説を確かめてみました。結果は・・・?

水道水を入れた鍋に試薬を入れます。当然、鍋に入れた水は黄色く変色します。過熱・煮沸することでその黄色がどう変化するか、という実験です。

過熱して沸騰、約2分30秒で黄色が薄くなってきました。そして、約3分間経過で黄色の色は完全に消える結果となりました。ということは・・・
約3分間で残留塩素が飛んだ、ということが言えるのではと考えましたが、ひょっとして検出するための試薬そのものが飛んでしまって検査できなくなった、または検査試薬そのものが破壊された、という可能性もあるのではということに気づきました。それで、煮沸に関して追加の実験を行いました。

残留塩素の実験【4】煮沸時間ごとの違いを確認

水道水を煮沸する時間によっての違いを確認。結果は・・・?

3番目の実験結果を受けて頭に浮かんだ懸念から、次なる実験は試薬を入れずに水道水を煮沸して、それを時間ごとに採水しておいて、それに試薬を入れたらという実験を行いました。
3分経過した時の水(この場合はお湯)、5分経過、10分経過、15分経過、20分経過、30分経過、40分経過という7つの時間推移ごとに採水して、それに試薬を入れて残留塩素を確認してみました。

すべての水から残留塩素は検出されませんでした。ということは、やはり約3分程度で塩素が飛んでくれるのではないかという結論です。

もし、赤ちゃんのミルク用に水道水を利用する時などには、3分~5分程度煮沸すれば残留塩素については除去できるのかな、という感じです。

残留塩素の実験【5】塩素が身体にくっつくかどうか?

水道水の中の残留塩素は私たちの身体に吸着するものかどうかを確かめてみました。結果は・・・?

これが気持ち的にいちばん不安になる実験と結果でした。

水道水に試薬を入れる前に、その水道水に手を(指を)入れてみたり、髪の毛に見立てた習字の筆を入れたりしてみたのです。
つまり、水道水そのままのお風呂に入ったり、髪の毛を洗ったりするのといっしょです。もっというならば、水道水を飲んだら残留塩素はどこにいくのだろうか、というようなことを認識するための実験です。

結果は水道水に対しての恐怖ともいえるようなものとなりました。ただ、ここではどんな感じの結果になったのかということは敢えて伏せさせていただきます。ショッキングな画像を姉妹サイトにて用意いたしました。良ければぜひご覧ください。

姉妹サイト・水道水の実験結果

まとめ

実験結果の写真(画像)については、姉妹サイト内にて公開いたしております。一目瞭然です。お手数ですが、ぜひ姉妹サイトの実験結果ページをご確認ください。

ミネラルウォーターと水道水についての実験結果(姉妹サイト掲載)


特に最後の実験はショッキングです。私たちの皮膚についてしまうのはまだイメージができますが、口の中、喉の奥、食道などの粘膜部分にも吸着してしまうということになります。
もちろん頭の地肌や髪の毛からも吸着したあとは吸収されてしまうのではないでしょうか。少しばかり怖くなってしまいます。
あとはどう考えるか、ということですね。

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