硬い水と血管についての話

今回は筆休め的にお読みいただけましたらありがたいです。どうぞ肩の力を抜いてお読みください。

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硬い水と血管について

昔、水の硬度と脳卒中との関係を調べた人がいらっしゃいました。小林氏(当時、岡山大学農学部)という方です。

結論から言うと、水の硬度が高ければ脳卒中の死亡率が少ない、というものでした。
それからいろんな(世界各国の)科学者が水質調査を始めたらしいです。

そこから出てきた調査結果は、やはり硬い水の効能についてだったのです。
水の硬度が高い地域は、心筋梗塞による死亡率が低い、というような報告です。アメリカ週刊誌のタイムにも取り上げられたこともあるそうです。

これらのことから、硬い水は血管を柔らかくする、ということになりますね。
もっと詳しい説明については、カルシウムパラドックス・カルシウムが長生きにつながるというのはなぜか? を参照ください。

では、硬い水ならということで、硬水のミネラルウォーターを飲んでカルシウムやマグネシウムなどのミネラルをたくさん摂取すればよいのでは、というものではありません。

もともと日本の水は軟水でミネラルの含有量が少ない、ということですので不足分というかメインとして摂り入れるならば、食事から摂取すればいいだけの話です。
ただ、水からの摂取で・・・となると外国に比べてハンディを負っているということになります。

カルシウムとマグネシウムについてはバランスも大事です。

これについては以前の説明 ⇒ ミネラル を参照ください。

まとめ

健康や健康法などに意識を向け過ぎると、いろんな情報に振り回されます。あの食材はガンの予防にいいらしいとか、○○は血圧を下げてくれる効果があるとか、○○で〇△すると〇〇が治った!といっような情報がテレビ・ネット・雑誌などからどんどん入手できる時代になりました。
それに踊らされるようにトライし続けるだけの生活習慣だと残念です。

でも自分自身に本当に合う健康法は存在するはずです。それを新しい習慣にすればいいだけです。

何かに注目してそれを実践するとしたら・・・そのこと自体をきっかけにして(今までの自分から変身するために)生活習慣を変えるぞ!というための点火剤にしてください。そして続けてください。まさに、新しい習慣になるまで続けてみてください。

万人に効く健康法はありません。いくらウォーキングがいいとか言っても心臓や足・膝関節などに病を抱える人には不向きです。人によってはマイナスに働くことすらあり得ます。
どうぞお試し的にとらえて、自分に合っているかどうかを確かめてください。それで(自分の身体にとって)良ければ続けてください。その続けることこそが健康法です。

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